2008年01月20日

NHK土曜ドラマ「フルスイング」


 久々に素晴らしいドラマを観ました。

 このドラマ、事前にチェックしたわけではなく、たまたまTVを観ていたら、長島一茂、田口壮、小久保裕紀がインタビューに答えていたので何だろうと思って観たのですが、完全にドラマに引き込まれてしまいました。ビデオに録画したいと思ったほどの秀作ドラマで、次週以降も観たいと思いました。

 2004年に60歳の若さで亡くなった不世出の打撃コーチ・高畠導宏氏。南海−ロッテ−ヤクルト−ダイエー−中日−オリックス−ロッテの延べ7球団で計30年のコーチ生活を経て、教育の現場に転身した高畠氏の生涯を描いたノンフィクション作品のドラマ化で、その初回が19日に放送されました。

 主役の高橋克美さんをはじめ、伊藤蘭(主役の奥さん)、吹石一恵(剣道部の顧問)、里見浩太朗(社会科教師)、小林克也(校長先生)、本田博太郎(教頭先生)、萩原聖人(野球部の監督)らが出演。高橋克美さんをはじめ、脇役陣も好演で、実話を基にしているせいか、安定感がありかつ馴染める内容となっています。

 ストーリーについてはネタばれになるので観ていない方は次回以降をお楽しみいただきたいのですが、1話目は、58歳にして高校で教育実習を受けることになってからのお話です。「夢」を持ち続ける事の大切さを熱く語るシーンをはじめ、随所に心に響く言葉がありました。最初は冷ややかな態度の生徒達が徐々に心を開いていき、一言も口をきかなかった森君が喋り出すシーンなど、最後は涙なくして観られませんでした。

 スポーツの世界から教育現場へ転身し、生徒と本気でぶつかっていくドラマは「スクールウォーズ」があります。こちらも実話(ラグビー、伏見工業、山口良治氏)をベースにしているし、私も高校時代はラグビー部だったので感動しましたが、「フルスイング」も勇気が沸いてくる作品です。

 教師と生徒の間だけでなく、教師同士の会話にも意味するものがありますし、ドラマのテーマからは外れますが、細かいところでは、教師が学校の広告塔に利用されようとしていたり、一人の生徒に肩入れすると他の生徒の保護者から苦情がくる、体罰でもないのに体罰と言われる…など端々にもスパイスが効いていました。

 時代も変わり、現代の教育現場では「教育力の低下」が叫ばれています。教師の側も生徒の側も、いろいろと難しい面が多いと思いますが、たとえ教師としてのキャリアが少なくても、熱意は人を動かすことをこのドラマは訴えかけてくれています。”熱意”などと言うと「クサイ」と言われる世の中ですが、おかしなニュースが様々報道される世の中だからこそ、そういったものが大事になってくるように思います。

 「人」と「人」との触れあいが大切なのは、教育現場に限らず、職場や家庭など世の中全体に当てはまることです。ビジネスでも、ビジネスライクに徹するのもプロではありますが、単に”人脈が大事”というだけでなく、こんな世の中だからこそ、大切にしたいものではないでしょうか。そして人間の言葉というものは、とても重いものだというのを改めて感じました。うまく言えないけど。

 プロ野球界は、監督や選手にはスポットが当たるものの、コーチや裏方にスポットが当たることはほとんどないですが、こうした方たちにスポットが当たるのも良いことです。

 社会人になってからは、ドラマどころかTVを観る暇も少なくなり、ましてドラマでもドロドロしたドラマなどは観る気もしなかったのですが、本当に久しぶりに素晴らしいドラマに出会えた気がします。

 次回以降ももちろん”高林先生”を観たい。NHK土曜ドラマ枠で、21時より、全6回放送。原作も読んでみたいですし、このドラマを録画出来なかったのが悔やまれるので、再放送、DVD化も希望します。


甲子園への遺言


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posted by 千葉は千葉でも@幕張本郷 at 09:15| Comment(6) | TrackBack(1) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。山口県の社労士 國本豊と申します(小林さんのブログよりやってきました)。
私もこのドラマ見ましたよ。次回以降楽しみですね。本も早速注文してみます。
Posted by 國本 豊 at 2008年01月20日 16:05
ブログに来訪ありがとうございました。

私は野球が大好きです!

仕事の関係で、連続ドラマを見るのはちょっと難しいけれど…(^^;(税理士事務所はこれから繁忙期でして・涙)機会があれば、本を読むか再放送をチェックしたいものです!

これからも、どうぞ宜しくお願いしますm(__)m
Posted by kimutax@税金まにあ at 2008年01月20日 22:42
國本先生、はじめまして。コメントありがとうございました。

役者さんの演技もとても良かったと思います。次回以降が楽しみですね。涙を流すと、なぜかやる気がわいてくるような気がします。
今後もよろしくお願いいたします。
Posted by 千葉は千葉でも@幕張本郷 at 2008年01月21日 01:19
kimutax さん、コメントありがとうございました。こちらこそよろしくお願いいたします。
「縁を生かす」もそうですが、このドラマも涙してしまいます。涙腺が緩むのは年をとったせいかもしれませんが、世の中バタバタしていて、大切なものが忘れがちになってしまっているのかもしれませんね。

Posted by 千葉は千葉でも@幕張本郷 at 2008年01月21日 01:27
おはようございます。
昨日は、当ブログにコメントをいただき、どうもありがとうございました。

私もスクール・ウォーズは好きで、山口先生の原作本はもちろん、照英主演の映画やNHKのドキュメンタリーなどもDVDに保存しています。

当初は教員志望で、免許もとったのですが、紆余曲折あって、今は 細々と社労士をしています。^^

今後とも宜しくお願いいたします。
Posted by ぼちぼち at 2008年01月21日 08:51
ぼちぼちさん、コメントありがとうございました。

スポーツを通じて人に熱く接するということは素晴らしいことですね。
社労士も”先生”なので、実生活や仕事でも生かしたいものです。
私もサラリーマン時代、勤務先の転勤で1年間だけ戸塚の事業所に勤務したことがありました。

今後もよろしくお願いいたします。
Posted by 千葉は千葉でも@幕張本郷 at 2008年01月21日 12:00
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