2009年05月15日

解雇でも「自己都合」 失業給付、相談相次ぐ


 会社都合で解雇されたのに、離職理由を「自己都合」退職の扱いにさせられたという相談が増えているようです。

 少し前にも、人材派遣業「マルゼンロジスティックス」(名古屋市中村区)がキヤノンの子会社「長浜キヤノン」(滋賀県長浜市)との請負契約終了に伴い従業員を契約途中で解雇する際、会社が解雇通告したのに自己都合で辞める内容の「退職届」を書かせていたことが報道されていました。

 解雇の場合は、会社側は解雇予告手当(30日分以上の平均賃金)を支払わなければなりませんが、自己都合退職の場合は解雇ではありませんので、解雇予告手当の支払義務を免れます。

 一方、失職者は失業給付をすぐに受け取ることができず、3ヵ月間の給付制限を受けることになります。また、失業給付の支給を受けることのできる日数も、被保険者として雇用された期間や離職時の年齢により異なりますが、自己都合退職であれば解雇の場合よりも給付日数は少なくなり、不利益を受けることになります。

 会社にとってはイメージダウンを避ける意味もあるのでしょうが、特に中小企業において、国の助成金・奨励金・補助金等を申請している、あるいは検討している会社では、会社都合で解雇をしてしまうとこれらの助成金等が受けられなくなるケースが出てくるので、無理やり自己都合退職を強要する事もあるようです。

【記事】

 解雇でも「自己都合」 失業給付、相談相次ぐ

 不況で多くの非正規労働者が職を失うなか、会社都合の解雇にもかかわらず離職理由を「自己都合」とされた、といった相談が支援団体などに相次いでいる。失業給付が受給できなかったり、遅れたりすることもあり問題は切実。3月の雇用保険法改正で非正規労働者に対する安全網が強化されたが、恩恵を受けられない人も少なくない。

 「せっかく雇用保険を払ってきたのに」――。東京都三鷹市の20代男性は肩を落とす。2008年5月から派遣社員として製造業の工場で働いてきたが、3月初めに「仕事がない」として派遣先から契約の中途解除を宣告された。

    (2009年5月15日 NIKKEI NET)

posted by 千葉は千葉でも@幕張本郷 at 08:23| Comment(2) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一見、会社にとって都合がいいかもしれないんですけど。

表ざたになれば、会社のイメージダウンになるなど、マイナスの面が大きいと思うんですけどね(汗)。
Posted by いしちゃん at 2009年05月15日 23:21
いしちゃん、コメントありがとうございます。

立場を利用して強要すること、それを泣き寝入りしなければならないことが多くなってきているのはとても残念なことですね。

Posted by 千葉は千葉でも@幕張本郷 at 2009年05月16日 14:44
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