2009年05月14日

契約店長55人に未払い残業代支払いへ…すかいらーく


 本件の場合、店長が正社員ではなく「契約店長」という非正規労働者であったということが特徴でもありますが、労働契約の違いこそあれ、店長として正社員と変わらない重い責任を持たされていることに変わりはありません。

 「同一価値労働同一賃金」といった正規労働者と非正規労働者の格差の是正への影響も期待されていますが、この問題はやはり名ばかり管理職問題にもあった未払い残業代と会社の安全配慮義務、健康管理や労働時間管理をきちんとしなければならないということだと思います。

 ましてすかいらーくは2004年8月にも店長の過労死があり、それが繰り返されたことは残念なことです。「契約店長の勤怠を把握していなかったのは遺憾だが事実」などというコメント自体がおかしなことです。

 機械ではなく、生身の人間が働いているわけですから、会社は社員の健康管理と労働時間管理を十分に注意しなければなりません。

 過労死による労災申請や損害賠償請求の認定件数も急激に増えています。従業員の過労死は、会社の損失は大きなものにもなります。

 二度と過労死のないようにしてほしいと思います。

【記事】

 契約店長55人に未払い残業代支払いへ…すかいらーく

 ファミリーレストラン大手「すかいらーく」は13日、契約店長だった埼玉県加須市の前沢隆之さん(当時32歳)が2007年10月に過労死した問題を受け、契約店長55人に計1746万7126円の未払い残業代を支払うことで前沢さんの遺族と合意した。

 合意書などによると、支払われるのは過去2年分の未払い残業代。これとは別に、前沢さんの分は06年3月〜07年9月で122万3788円に上る。遺族が「会社に申告していない長時間残業が過労死の原因だった」として、契約店長全員の適正な労働時間管理と未払い残業代の支払いを求め、同社と交渉していた。

 合意書ではまた、同社が過労死の責任を認め、遺族に謝罪。前沢さんは1年契約の契約店長だったが、正社員並みの損害賠償金を支払うとしている。

 母親の笑美子さん(60)は「過労死という言葉がなくなるよう再発防止を徹底してほしい」と訴えた。同社の広報担当は「契約店長の勤怠を把握していなかったのは遺憾だが事実。さらなる労務管理に努めたい」とコメントした。

 前沢さんは契約店長になった06年3月以降に残業が増え、07年10月に脳出血で死亡。埼玉・春日部労働基準監督署が08年6月、長時間労働による過労が原因として労災認定した。

   (5月13日 読売新聞)
posted by 千葉は千葉でも@幕張本郷 at 13:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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