2009年01月16日

「何でも時代のせいにしてりゃぁ、そりゃぁ楽だわな」


 金融危機以降の未曾有の不況で、経済情勢、雇用情勢は厳しくなっています。今後はさらに厳しくなるということが予想され、実際にもそうなることでしょう。


 こうした時代においては、特に自分の意識、信念、心の持ち方というのが大事になってくるように思います。


 紀伊國屋書店の創業者である田辺茂一氏は、慶應義塾高等部を卒業後、大正15年(1927年)に新宿に紀伊國屋書店を創業するのですが、太平洋戦争によって大きな被害を受け、一時は書店の廃業も考えたそうです。しかし、角川書店の創立者である角川源義氏の激励により書店を再開し、昭和21年(1946年)に株式会社化、新宿に地上9階地下2階という当時としては超大型のビルを建築し、書店の大型化をすすめていったそうです。


 「何でも時代のせいにしてりゃぁ、そりゃぁ楽だわな」という言葉は、1980年代の初め、TBSラジオで小室等さんと吉田拓郎さんがパーソナリティをしていた「ヤングタウン東京」という番組の中で、
 「炭屋の片隅で始めた本屋が、日本一の本屋になるなんて、そんな時代というのはもう来ないんでしょうね?」
と小室等さんにインタビューされた時の田辺茂一氏の答えだそうです。


 「何でも時代のせいにしてりゃぁ、そりゃぁ楽だわな」


 戦時中と80年代と現在ではもちろん状況も違うのですが、いつの時代にも当てはまります。世の中、確かに時代や環境、政治が悪いという面がないとはいえませんし、努力したら全てのことが報われるわけでもありません。


 しかし、努力によって得るものはありますし、そうした中でも自分自身が強い意思をもってしっかりと前を向いていかなければならないでしょう。言い訳はいくらでも出来ますが、こうした時代だからこそ、本人の気持ちや意識が運命を左右し、成否の分かれ目となっていくのでしょう。


 運も大事ですが、”運も実力のうち”といいます。間違った努力をしなければ、運が向いてくるということもあるでしょう。 


 経営において、本来、事業や計画というのは、その時代の状況やタイミング、将来を見据えて推し進めることが必要であり、失敗を時代のせいにするのは経営者としての資質を欠くということもいえるのかもしれません。


 職場でもよく仕事をミスした人が言い訳をしたり、他人に責任を転嫁したりする姿を見かけますが、それも見苦しいですし、周りもみんなわかっていますし、見ている人はよく見ています。 


 自分一人では出来ないことももちろんありますが、自ら行動を起こさなければ、何も始まらないし、あきらめたらそこで終わりです。


 世の中そんなに甘くはありません。誰に言っているわけでもなく、自分自身に言い聞かせていることでもあります。

posted by 千葉は千葉でも@幕張本郷 at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 名言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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