2009年01月06日

【雇用不安】全国、そして千葉県内のハローワークに人の列、厳しい求職始め


 1月5日は仕事始め。官公庁も御用始めでしたが、雇用情勢の悪化により、全国のハローワークでは求職のために多くの人が列を作っていたというニュースも報道されています。

 千葉県内のハローワークでも、職を失った人たちが仕事を求めて列を作ていたとのこと。ハローワーク千葉では、開庁前から40人余の行列が出来たといいます。

 100年に一度の大不況と言われていますし、派遣村報道も連日大きく扱われていますが、仕事が全くないわけでもなく、居酒屋のホールスタッフをはじめ、駅やコンビニに置いてある無料の求人誌や日曜の新聞広告などには求人募集がないわけではありません。

 しかし、現在の状況では希望する職種や前職と同じ仕事を探すのは難しい状況。仕事はあっても、たくさんの人が応募し、選考で受かるという保証もありません。

 仕事がないということは、金銭的にはもちろんですが、精神的にも辛い部分があります。私も履歴に3度も長期の空白があるので、それはわかります。

 派遣村報道、正社員と非正社員の格差等々、”派遣切り”や”雇い止め”については様々な意見がありますし、どちらの立場に立っても一理あるのでここでは触れませんが、こうしてみると、改めて自分自身を研くことの大切さ、能力やスキルを研くことの必要性を感じます。もちろん資格を持っているだけではダメなのですが、厳しい時代を生き残るには、景気や環境、会社に依存することなく、やはり自分自身を研き、頭を使って考え、体を使って行動しなければならないのではないかと思います。

 とにかく何でもいいから今出来ることを一生懸命やってみて、可能性を模索していくことが大切だと感じます。

 記事の内容とは関係ありませんが、雇用情勢が厳しくなる→資格取得の学校が資格の必要性を煽る→労働者も資格取得の必要性を感じる→有資格者が増える→同業者・ライバルが増える という流れになるのでしょうか。そんな中でも自分の強みや専門性を生かしたり、他との差別化を図ったり、新しいことを模索していくことが重要となるのでしょう。

【記事】

 厳しい求職始め 職安に人の列

 「路上で眠れず 何とか仕事を…」

 官公庁や企業の多くが「仕事始め」を迎えた5日、県内のハローワークでも、職を失ったまま新年を迎えた人たちが仕事を求めて列をなした。臨時職員の募集や県営住宅の提供など自治体の対策も動き始めたが、景気低迷の長期化が懸念されるなか、雇用不安の霧は深い。

 船橋市本町の公共職業安定所(ハローワーク船橋)には、5日午前8時半の開所時間から、職を求める人らが続々と訪れた。

 東京の自動車部品工場で派遣社員として働いていたという男性(48)は昨年11月に解雇を言い渡され、その約1か月後に寮を追い出された。漫画喫茶に寝泊まりを始めたが、貯金が底をつき、12月末からはJR船橋駅付近の公園でずっと野宿していたという。「生まれて初めて路上生活を経験した。寒くて眠れず、ただただ情けなかった」

 新年明けて4日には、ついに所持金がゼロに。5日、ハローワークに駆け込んで相談し、住居を手配してもらえることになったという。

 4年前に福祉施設での仕事をやめ、求人広告でたまたま見かけた工場での派遣作業に応募。「正社員の仕事を探していれば、こんなことにはならなかったかもしれない」と悔やむ。最後に勤務した工場での契約は、あと1年半あるはずだった。

 緊急的に手配された住居は3月まで住める予定という。「3月までには、仕事を見つけないと。それまでに少しでも景気が良くなっていれば……」

 同安定所の小笹純男次長は「年末年始で開いていなかった企業へ連絡をとろうと、求人情報を検索したり、相談に来たりする人は、これから増えるはず。なるべく多くの人に仕事を探して紹介できれば」と話していた。

 業務開始後まもなく、求人情報を検索する人でパソコンの座席はぎっしりと埋まった(ハローワーク千葉で) 千葉市美浜区のハローワーク千葉にも、朝から多くの求職者らが訪れた。

 飲食チェーン店で働いていた男性(46)は昨年10月からほぼ毎日、ハローワークに通っている。27年間勤務し、店長やエリアマネジャーも務めてきた。だが、企業が人件費を減らす中で、残業しても手当がでない「名ばかり管理職」の状態に疲れ果て、会社を辞めた。

 長男は社会人になったが、次男は大学に入学したばかり。学費は奨学金でなんとかしてもらうつもりだ。

 コンビニエンスストアの配送の仕事などを探しているが、面接では採用されなかった。「この年での採用は厳しい。失業給付金が切れるまでには再就職したいのだが」と話した。

 ■「3か月でも働きたい」臨時職員募集

 館山市は5日から、離職者支援のため臨時職員の募集を開始。申し込み窓口の商工観光課にはこの日、5人が訪れたほか、電話での相談が2件あった。

 申し込みに訪れた男性(55)は、勤めていた同市内の会社が昨年8月に閉鎖され、11月末に会社都合退職に。「ハローワークで表向き『求人』を出していても、採用を控えているところが多い」とみて、同市役所を訪れたという。

 「仕事でパソコンをずっとやってきたので、パソコンを生かした仕事ができれば。3か月の臨時職員でも働けるなら働きたい」と話していた。

 館山市では、10人ほどの臨時職員を、3月末まで期間限定で採用する予定だ。

 ■県住宅も募集開始

 解雇で住む場所を失った非正規労働者に対する県営住宅の入居募集も5日から始まった。県は船橋、市原の両市に19戸を用意し、9日まで県住宅供給公社の窓口で先着順に受け付ける。「この景気は数か月で良くなるとは思えない。状況を見て再募集や戸数の増加など適切に対応したい」(県住宅課)という。

 雇用情勢の悪化に対応するため、県は今年度予算の予備費を財源に200人規模の独自の雇用創出事業に乗り出す方針で、具体策の取りまとめを急いでいる。

   (2009年1月6日 読売新聞)

【記事】

 不況下の仕事始め…ハローワークに列、景気回復神頼み 大揺れ雇用

 5日は多くの企業や官庁で「仕事始め」を迎えたが、不況のあおりで仕事を失った“雇用難民”たちは向かう職場もなく、この日に業務を開始した各地のハローワークには朝一番から大勢の人が並んだ。

 業績悪化に苦しむ企業の経営者らも、「景気回復」を願って神頼みの列を作った。

 ◆派遣◆

 東京・新宿区の「ハローワーク新宿」では、業務開始の午前8時30分にはすでに、約30人が順番待ちで並んだ。

 「会社にはまだ体力が残っているはずなのに、解雇しやすい派遣社員から切っている。求人状況が悪いので、地域にこだわっていられない」。愛知県内の自動車工場で働く男性派遣社員(42)は5月までの派遣契約が2月末に打ち切られるため、帰省先の北海道から愛知に戻る途中に同ハローワークに立ち寄ったという。

 業務開始前に約20人が列を作った神奈川県藤沢市のハローワーク藤沢。昨年11月まで派遣社員として警備の仕事をしていた同市の男性(39)は、「今年の仕事始めは、ハローワークに来ることになってしまった」とこぼした。

 昨秋、大阪府吹田市にある出荷前のパソコンを梱包(こんぽう)する工場で「派遣切り」にあった男性(40)は、大阪市北区のハローワーク梅田を訪れた。「えり好みは出来ないが、正社員の仕事に就くのが今年の最大の目標」と、求人情報検索用パソコンの画面をにらんでいた。

 ◆経営者◆

 商売繁盛の御利益で知られる東京・千代田区の神田明神には、早朝からスーツ姿のビジネスマンや企業経営者らが続々と訪れた。午前11時頃になると、境内は参拝客で身動きできないほどに。

 同神社によると、5日の参拝予約は約890社で、例年より1割ほど多いという。

 約40年間、同神社で年始の参拝を続けているという同区の非鉄金属卸売会社「千代田金属」の唐木輝昭社長(66)は、「こんなに人が多いのは久しぶり。みんな商売の神様にあやかりたいんでしょう」と驚く。

 約100人の従業員を抱える同区の繊維織物販売会社「加藤」の小沢健三郎会長(74)は、「何とか不況を吹き飛ばし、景気を回復してほしい」と願を掛けた。昨秋から注文が減り始めたが、「きついけど、正社員なら努力して働いてくれる」と、リストラは考えていない。

   (2009年1月5日 読売新聞)


posted by 千葉は千葉でも@幕張本郷 at 19:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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