今でこそ、”名ばかり管理職”というと、2008年1月28日の東京地裁における日本マクドナルドの判決が、世間に大きな影響を与えるきっかけを作ったかのように言われていますが、その数日前のニュースで、「コナカの元店長が労働審判を申し立て、同社が解決金600万円を支払う協定を結んだ(2008年1月22日)」というニュースがありました。当ブログでも記事にしていますし、マクドナルド裁判と並んで、注目度の高いニュースでした。
【参考】
●コナカ、未払い残業代問題で元店長に600万円支払いで合意
しかし、コナカの名ばかり管理職問題は、ニュースではいかにも解決したかのような書かれ方をしていましたが、実際にはコナカの問題は終わっていなかったようです。
今回は現役店長の労働審判で、横浜地裁は”店長は管理職ではない”と認める判断を示したものの、不払い残業代については「3回の審議では残業時間の算定に至らなかった」として判断を避けたため、今後、正式な裁判に移行するようです。
それ以前から、コナカでも名ばかり管理職の問題は存在していました。その経緯は、私が読んだ本の中では、「偽装管理職」(東京管理職ユニオン監修、ポプラ社)という本に詳しく出ています。
簡単にいうと、上記元店長の600万円の支払いの件は例外扱いとされ、他の店長や現役店長の未払い残業代の支払いはなされず、過去の偽装管理職問題の清算も会社側はする気がなかったようです。また、他の企業と同じように、(店長)手当を減額して、残業代にあてがっているようです。
コナカの名ばかり管理職問題は、まだまだ続きそうです。
| 【記事】 <労働審判>コナカ2店長は「管理職でない」 横浜地裁判断 紳士服大手コナカ(本社・横浜市)の店長2人が、店長としての権限や出退勤の自由などがない「名ばかり管理職」として扱われ、本来受け取れるはずの残業代をもらえなかったとして、同社に計1284万円の支払いを求めた労働審判で、横浜地裁は22日、2人が管理職ではないと認める判断を示した。不払い残業については「3回の審議では残業時間の算定に至らなかった」として判断を避けた。このため、正式な裁判に移行する。 審判を申し立てていたのは仙台市の佐藤光成さん(35)と宮城県多賀城市の高橋勇さん(43)。店長として扱われたため支払われなかった過去2年分の残業代の支払いを求めていた。 (8月22日 毎日新聞) |
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